LLMO対策は意味ない?コンサル会社が考える「SEOと同じ部分」と違う部分

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LLMO対策は意味ない?コンサル会社が考える「SEOと同じ部分」と違う部分

SNSでは、LLMO対策について次のような疑問や投稿を見かけます。

  • LLMO対策って、結局SEOと同じじゃないの?
  • AIの評価の仕組みはブラックボックスなのに、何を対策するの?
  • 回答が毎回変わるのに、効果なんて測れるの?

LLMO対策を検討している方の多くが、同じ疑問を持っているのではないでしょうか。

先に、この記事の結論をお伝えします。

LLMO対策とSEOの施策は、重なるところが多くあります。 Googleも、Google検索のAI機能に表示されるための特別な最適化は必要ないとしています。この点で、こうした疑問はもっともだと私たちは考えています。

一方で、実際にAIの動きを計測すると、SEOとは違う点も見えてきます。AIがどんな言葉で検索し、どのページを読んでいるかです。そして、毎回答えが変わるから測れない、というわけでもありません。

なお当社、株式会社Bridgeも、LLMOコンサルティングを提供している会社です。そのうえで、同意する部分と反論する部分を分けてお伝えします。

LLMO対策を検討する前に、いまの自社の状況を1分で確認できます。

目次

LLMO対策は意味ない?SNSで見かける5つの疑問

LLMOは、Large Language Model Optimizationの略です。ChatGPTやGeminiなどの生成AIの回答で、自社の情報が取り上げられるようにする取り組みを指します。基本はLLMOとは?で解説しています。

SNSで見かける疑問を整理すると、次の5つにまとまります。

施策の中身がSEOと同じ

LLMO対策として勧められる施策には、一次情報を増やす、構造化データを整える、サイト構造を整理する、外部からの言及を増やす、などがあります。

どれもSEOで以前から言われてきた施策です。結論を明確にして情報を整理する、という提案も、読みやすい文章を書くというSEOの基本と変わりません。名前を変えただけではないか、という疑問が出るのは自然です。

答え: LLMO対策とSEOの施策は、重なるところが多くあります。違いは、AIがどんな言葉で検索し、どのページを読むかにあります。

AIの評価の仕組みが公開されていない

AIがどのページを信頼し、どの会社を回答に挙げるのか。その仕組みは公開されていません。

仕組みが分からないのに「最適化します」と言われても、何をしてくれるのかが見えません。

答え: 仕組みは非公開でも、AIが裏で検索した言葉や読んだページは、計測すると見えます。

同じ質問でも回答が毎回変わる

ChatGPTに同じ質問をしても、挙がる会社は毎回同じとは限りません。

ある日に自社の名前が出ても、翌日には出ないことがあります。それを「成果」と呼んでよいのか、という疑問です。

答え: 変わります。だからこそ、同じ質問を複数回聞き、推移で判断します。

成果の数字の根拠が見えない

「AI流入が300%増えた」と聞くと大きな成果に見えます。しかし元の件数が1件なら、4件になっただけでも300%増です。

元の件数を明かさない実績は、判断の材料になりません。

答え: 増加率だけでは判断できません。元の件数、期間、何を数えたかをセットで確認しましょう。

AI経由の流入を正しく測れない

ChatGPTの回答で会社を知り、あとからGoogleで社名を検索して問い合わせた人がいたとします。この来訪は、アクセス解析では自然検索として記録されます。

LLMO対策の成果なのか、SEOの成果なのか、切り分けられません。

答え: GA4だけでは取りこぼします。回答での言及や社名での検索など、ほかの数字と合わせて見ます。

株式会社Bridgeの見解:LLMO対策とSEOの施策は重なるところが多い

こうした疑問のうち、施策の中身については、私たちも同意します。

Google公式も特別な最適化は不要としている

Googleは、AI Overview(AIによる概要)やAIモードについて、公式ドキュメントで次のように説明しています。

「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。」

同じページには、次の記述もあります。

「SEO のベスト プラクティスは、引き続き Google 検索の AI 機能(AI による概要や AI モードなど)でも有効です。」

出典:Google検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」

少なくともGoogle検索のAI機能については、SEOの基本がそのまま土台になります。Google検索のAI機能に表示されるために、SEOと別の特別な作業が必要になるわけではありません。

GoogleのAI機能向けの取り組みとSEOの関係は、AIO対策とは?SEOとの違いでも整理しています。

Googleが「無視できます」とした戦術もある

Googleは、生成AI機能向けの最適化ガイドも公開しています(2026年7月14日更新)。そこには次の記述があります。

「Google 検索では、コンテンツの『チャンク化』、不要な AI テキスト ファイル(llms.txt など)の作成、不自然な言及の追求などの戦術は無視できます。」

出典:Google検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」

ただし、このガイドが対象にしているのは、Google検索とDiscoverの生成AI機能です。ChatGPTなどの動きまで説明したものではありません。

SEOの基本ができていないなら、SEOから先に取り組む

AIは回答を作るとき、裏でWeb検索を実行することがあります。私たちの計測でも、AIが回答の前に検索を実行していることを確認しています。

そのため、検索エンジンに登録されていないページや、中身がテキストで読めないページは、AIにも読まれにくいと考えられます。

SEOの基本ができていない段階なら、まずはSEOから取り組むことをおすすめします。


まずはSEOの土台から整えたい方へ

BridgeのSEOコンサルティングでは、独自の「運用型内部施策」の戦略にもとづき、成果を重視したコンテンツSEOを支援しています。サービスの内容をまとめた資料を無料でダウンロードいただけます。

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それでもLLMO対策がSEOと違う点

LLMO対策とSEOの同じ部分と違う部分の比較

ここからは、こうした疑問に対して私たちが反論したい部分です。

生成AIの回答は、大きく2つの材料から作られます。学習の段階で取り込んだ知識と、回答の直前にWeb検索で集めた情報です。後者のように、検索結果を根拠にして回答を組み立てる仕組みは、グラウンディングと呼ばれます。

AIの評価の仕組みは公開されていません。しかし、AIが裏でどんな言葉を検索し、どのページを読んだかは、計測すると記録として見えます。

私たちは自社の計測として、SEOやLLMO対策の依頼先・費用などに関する質問を、ChatGPTとGeminiに繰り返し投げています。質問にはあえて会社名を入れず、回答とその裏側を記録してきました。ここからは、数百件規模の回答から見えてきた私たちの知見です。

AIは会社名でも検索している

AIは回答を作る前に、質問を複数の検索語に分けて調べることがあります。この裏側の検索語は、サブクエリと呼ばれます。Googleも、AI OverviewやAIモードについて、この仕組みを説明しています。「クエリ ファンアウト」という手法を使う場合がある、というものです(出典:Google検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」)。

質問には会社名を入れていません。それでも、サブクエリには会社名入りのものが多く見られました。ChatGPTとGeminiのどちらでも見られた傾向です。

ChatGPTでは、特定のサイトの中だけを検索する指定(site:)も使われていました。

AIは、一般的な言葉だけでなく、会社名を指定しても検索しています。

ChatGPTが読むのは検索上位の記事とは限らない

複数の会社のサイトについて、ChatGPTに読まれた回数をページごとに比べました。

Googleで多くの流入を集めているページは、ChatGPTにはあまり読まれていませんでした。よく読まれていたのは、サービス紹介ページです。サービス紹介ページには、各社のサイト内でGoogle流入が上位ではないページも含まれていました。

社名で検索すれば、その会社の公式サイトが検索結果の上位に来やすくなります。サービス紹介ページがよく読まれていたのは、このためだと考えられます。

この計測からは、Googleからの流入が多いページを増やせば、そのままAIに読まれる回数が増えるとは言えません。会社名で調べられたときに読まれていると考えられるページが、別にあるということです。

ChatGPTとGeminiで読むページが違う

同じ計測で、読むページの傾向はAIによって違いました。

ChatGPTGemini
よく読まれたページサービス紹介ページやトップページブログ記事が中心

「AIに最適化する」と一口に言っても、どのAIを対象にするかで、よく読まれるページが変わります。

そのうえで、会社名で調べられたときに、何をしている会社かが伝わるページがあるか。ここがSEOだけでは見落としやすい点です。


自社はAIにどう紹介されているか、確認してみませんか

AIの回答に自社の名前が出てこない。出てきても、説明が古かったり間違っていたりする。そうした状態は、AIに質問して記録を取らないと気づきにくいものです。

BridgeのLLMOコンサルティングでは、AIの回答とその裏側の検索を記録し、SEOと一体で改善策を設計します。進め方をまとめた資料を無料でダウンロードいただけます。

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毎回答えが変わるならLLMO対策の効果は測れないのか

回答が毎回変わるなら、名前が出た日を成果と呼ぶことはできません。

ただし、変わり方には幅があり、その幅は測れます。

同じ質問でも、挙がる顔ぶれは毎回入れ替わる

私たちは、複数の業界の質問を同じ条件で繰り返しAIに投げ、回答に挙がった会社やブランドの顔ぶれを比べました。

ChatGPTでもGeminiでも、同じ質問なのに顔ぶれが毎回ある程度入れ替わりました。重なっていたのは、おおむね7割前後です。回答が毎回変わる、という指摘は、計測で見ても正しいと言えます。

1回だけ聞いた結果は判断に使わない

このブレを前提にすると、次のことが言えます。

  • 1回聞いて名前が出たことを、成果と呼ぶことはできない
  • 1回聞いて名前が出なかったことを、失敗と呼ぶこともできない
  • 変化を語るなら、ブレの幅を超える差が続いているかを見る

そのため、効果を見るときは、同じ質問を決めて、複数回聞き、定期的に記録することが前提になります。ChatGPTに聞くだけなら自分でもできる、というのはそのとおりです。違いが出るのは、回数と記録の仕方です。

見るのは「読まれた→出典になった→名前が出た」の3段階

名前が出たかどうかだけを見ると、原因が分かりません。私たちは、AIの回答を次の3段階に分けて記録しています。

段階見ること
読まれた(参照)AIが回答を作る前に、自社のページを参照したか
出典になった(引用)回答の出典として、自社のページが示されたか
名前が出た(言及)回答の本文で、自社の名前が挙がったか

引用と言及は、別の指標として記録します。学習済みの知識から、出典を示さずに社名を挙げる回答もあるためです。

どの段階で止まっているかが分かれば、打ち手を選べます。読まれてもいないのか、読まれているのに使われていないのかで、見直すページが変わるからです。

「AI流入300%増」をどう読むか

AI経由の来訪がGA4でどう記録されるかの図

LLMO対策の実績として、AI経由の流入の増加率が示されることがあります。この数字を見るときの注意点です。

増加率は元の件数とセットで見る

増加率だけでは、規模が分かりません。月1件が4件になっても300%増ですし、月100件が400件になっても300%増です。

実績を聞くときは、元の件数、期間、何を「AI流入」と数えたかの3つを確認してください。

GA4ではAI経由の来訪を取りこぼす

GA4では、参照元(リファラー)にchatgpt.comなどが記録された来訪を、AI経由として数えられます。ただし、AIのアプリから移動した来訪は、参照元が残らず「direct」に分類されることがあります。

また、AIの回答で会社を知り、後日Googleで社名を検索して来訪した人は、自然検索として記録されます。

つまり、GA4で見えるAI経由の数字は、実際より少なく出ている可能性があります。増えた・減ったを語るときも、この取りこぼしを前提にする必要があります。GA4での確認手順と限界は、GA4でAI流入を計測・分析する方法で詳しく解説しています。

なお、GoogleのAI OverviewやAIモードでの表示は、Search Consoleの「生成 AI パフォーマンス レポート」で確認できます。ヘルプに記載されている指標は、表示回数(インプレッション数)です(出典:Search Console ヘルプ)。

売上との関係は短期では証明しにくい

AI経由の成果を説明するときに、アトリビューションという言葉が使われることがあります。アトリビューションとは、成果がどの接点のおかげかを割り振る考え方です。

AIの回答をきっかけに会社を知っても、問い合わせまでに検索や比較サイトなど複数の接点を通ります。そのため、LLMO対策と売上の関係を、短期間で正確に証明するのは難しいのが実情です。

証明が難しいからこそ、代わりに見られる数字を決めておくことが大切です。たとえば次のようなものです。

  • 決めた質問セットで、自社の名前が挙がった割合の推移
  • Search Consoleで見る、社名を含む検索の表示回数の推移
  • 問い合わせ時に「何で知ったか」を聞いたときの、AIという回答の件数

どれも、LLMO対策の効果だけを切り分けたり、売上との因果を証明したりするものではありません。ただ、「何を見て判断するか」を契約前に決めておけば、成果の議論がすれ違うことは減らせます。

LLMO対策が意味ない会社・意味がある会社

ここまでの内容をもとに、LLMO対策に予算を割くべきかの目安をまとめます。私たちの判断の目安であり、すべての会社に当てはまるものではありません。

LLMO対策の優先度が低いLLMO対策を検討する価値がある
SEOの状況検索エンジンへの登録など、SEOの基本ができていないSEOの基本はできている
商材社名で指名買いされることが中心「おすすめの会社は?」と比較検討されやすい
期待する成果短期間での売上増比較検討の候補に挙がる状態を中長期で作る

左の列に多く当てはまるなら、まずはSEOに予算を使うほうが合理的です。右の列に多く当てはまるなら、AIの回答で自社がどう扱われているかを一度確認する価値があります。

LLMO対策の業者に確認したい5つの質問

LLMO対策を外注するなら、契約前に次の5つを聞いてみてください。答え方で、業者の誠実さが見えます。

質問確認したいこと
同じ質問を何回聞いて、どう集計しますか回答のブレを前提にした計測になっているか
「AI流入◯%増」の元の件数と期間は?増加率だけで実績を語っていないか
SEOと同じ施策と、LLMOとして追加でやる施策を分けて説明できますかSEOを言い換えただけの提案になっていないか
ChatGPT・Gemini・GoogleのAI機能のうち、どれを対象に測りますか対象によって見るページが変わることを理解しているか
売上や問い合わせとの関係は、どう説明しますか証明できないことを「証明できない」と言えるか

「そこは非公開です」「ケースによります」だけで終わる質問が多いなら、慎重に判断したほうがよいでしょう。費用の目安はLLMO対策の費用相場、会社選びの観点はLLMO対策会社の選び方で解説しています。

LLMO対策は意味ないのか、よくある質問

LLMOとSEO、どちらを先にやるべきですか?

SEOの基本が先だと私たちは考えます。AIも回答を作るときにWeb検索を使うことがあり、検索エンジンに登録されていないページは、AIの検索でも見つかりにくいためです。そのうえで、会社名で調べられたときに、何をしている会社か伝わるページがあるかを確認してください。

LLMO対策の効果は自分で測れますか?

測れます。自社が挙がってほしい質問をいくつか決め、ChatGPTやGeminiに同じ質問を複数回投げ、名前が挙がったかを記録します。1回の結果で判断せず、同じ質問で推移を見るのがポイントです。質問数や頻度を増やすほど手作業は重くなるため、その段階で計測ツールや外部の支援を検討するとよいでしょう。

LLMO対策の費用はどれくらいですか?

支援の範囲や計測の規模によって変わります。各社の公開料金をもとにした相場は、LLMO対策の費用相場でまとめています。

まとめ:LLMO対策は「SEOの言い換え」でも「魔法」でもない

LLMO対策は意味ないのか。この記事の結論をまとめます。

  • SEOと施策が重なるところは多い。Googleも、Google検索のAI機能のための特別な最適化は不要としている
  • 違うのは、AIがどう検索し、どのページを読むか。ChatGPTは会社名でも検索し、Googleからの流入が多いページとは別のページをよく読んでいた
  • 回答のブレは測れる。同じ質問でも挙がる顔ぶれは毎回入れ替わるので、1回の結果で判断しない
  • AI経由の流入は取りこぼす。増加率は元の件数とセットで見て、売上との因果は短期では証明しにくいと理解しておく

SNSで見かける疑問は、根拠を示せない提案への違和感を表したものだと私たちは受け止めています。LLMO対策に予算を使うなら、何を測り、何を見て判断するかを、契約の前に言葉にしておくことをおすすめします。


SEOとLLMOを、同じチームで一体に設計します

BridgeのLLMOコンサルティングでは、AIの回答とその裏側を記録し、何が起きているかを数字で共有したうえで改善策を設計します。SEOとLLMO/AIOを同じチームで一体運用しており、コンテンツ制作は累計4万本超の実績があります。

進め方と計測の考え方をまとめた資料を、無料でダウンロードいただけます。

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監修

坂本 理恵(さかもと りえ)

Bridgeのコンテンツマーケティング・LLMO/SEO領域の担当。中堅〜中小企業のオウンドメディア支援を中心に、検索環境の変化に対応した記事設計・効果測定を手がける。AI Overviewやチャット型AIに引用されるためのコンテンツ設計を、実務者視点で分かりやすく発信している。

Bridgeについて

  • マテリアルグループ(東証グロース:156A)所属
  • 累計4万本超のコンテンツ制作実績
  • 直近1年で100媒体超を支援(※2025年4月〜2026年4月に制作実績のある媒体数)
  • BtoB 6割以上 / YMYL構成比 4割(金融FinTech / 不動産投資 / 士業 / 人材 / SaaS)
  • 業界特化の社内ライター・専属ディレクター体制で、戦略設計から記事制作・効果測定まで一気通貫で支援
  • AI Overviewsに引用されやすい構造をマニュアル化し、SEO記事制作と一体で設計